2025年4月– date –
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認知症症状を表面化させない被害者意識の脱却
ご自身の親御様の在宅介護は、大変ですか?私は大変でした。在宅介護が始まった当初は、どうしたらよいものかと悩みました。しかし、親の介護のせいで自分が犠牲になっているとは思いませんでした。自分の人生が、親の介護のせいで悲惨なものになっていると、そのような思いには至らなかったです。その逆です。もっとお世話するから長生きしてほしかった。暮らしを楽しみたかった。この願いの実現に向けて全力を尽くしていた大変さが私にはありました。 -
認知症症状を表面化させない視点
認知症を患うとこの世の終わりだ!みたいな先入観はまずおやめになったほうが賢明です。認知症にも種類があるので全てに当てはまるわけではありませんが、認知症を患った親を介護してみると最初に直面するのは、日によって状態が大きく異なるのに気づくはずです。ある日は、昔からの普段通りの様子に見受けられたかと思ったら、翌日には不穏となる。最初は、不思議でした。ただ、そのうち判ってくるのが、誰でも日によって、好調、不調はありますね。それが認知症を患うと少々、独特になるだけです。実は、このように判断できるようになる観察が、認知症症状を表面化させない視点なのです。 -
認知症症状を表面化させない介護の実践
認知症に罹患してもしなくても、あまり恐れる必要はないというのが私の経験則です。なぜなら、認知症は、脳の疾患であって、心は認知症にはなりません。心がしっかりしていれば、コミュニケーションも難しいものではない。認知症を患った実母の在宅介護実践と観察結果です。その理由?簡単です。コミュニケーションの基本は、「心を通わせる」。これに尽きます。 -
年老いた親に興味なんて無いでしょ?
コミュニケーションは、相手が居て成り立ちます。当たり前ですね。では、この当たり前に対してどの程度の深みがあるでしょうか?問題はここです。その深みは、相手への尊敬と興味を持つのが条件です。これも当たり前だと思うかもしれません。しかし、その尊敬と興味をもって、ご自身の年老いた親御様に接しているでしょうか?その親御様が認知症を患ったり、さまざまな病を患ったとしても変わらずに尊敬の念と興味をもってコミュニケーションしているでしょうか? -
認知症による要介護3のコミュニケーション
認知症を患って要介護3と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?老後に一人で暮らすのは、ちょっと難しいかもしれません。なので、年老いた親御様を在宅で介護するようになります。しかしながら、コミュニケーションが取れなくなるかといえば、十二分に可能です。コミュニケーションが取れれば、普通に親と子の暮らしが成立ちます。でも、それが出来ないのはなぜか?認知症により要介護3であった私の母とのコミュニケーションから解き明かしましょう。
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