2024年11月– date –
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在宅介護の回顧録
デイサービス初日
母がデイサービスに伺う初日を迎えます。とても不機嫌そうなご様子から、行きたくないんだなぁ、というのが伝わります。初めての場所で、すでにたくさんの人が集まっている場に、しかも誰も知らないところに飛び込んでいくのです。私だって、多少、緊張はします。介護サービス初日の利用者と家族の様子を紹介しましょう。 -
在宅介護の回顧録
寄添う介護?それはテキトーに頷いているだけです
仕事のパートナーをはじめ、さまざまなパートナーシップを結んだうえで人生が流れます。親御様が認知症を患い要介護となり、介護サービスを受けようと思えば、まずケアマネ、次に介護施設とさまざまなパートナーシップを結ばないといけません。パートナーシップを結ぶ相手の基準は、さまざまかもしれませんが、唯一、絶対、これは外せないという基準をこの記事ではお伝えします。 -
在宅介護の回顧録
初めての担当者会議
介護施設の見学でチェックすべきポイントに、難易度はありません。しかし、そこで働くスタッフの人間性を見抜いていく難易度は高いです。実際に、利用者同士でトラブルが生じたり、職員と利用者の間でトラブルが生じるのは当たり前だと思っていた方が健全です。もし、判らなければ、X(旧ツイッター)で介護現場で働く人たちのつぶやきをご覧になってみるのをお勧めします。もはや答えは、いわずもがな、なのです。 -
在宅介護の回顧録
初めて介護施設を見学
認知症を患った実母の介護では、私のレスパイト、睡眠時間の確保のためにデイサービスに通ってもらうことをお願いしました。そういうことならと、実母も快く承諾してくれました。とはいえ、母と私にとって、介護施設の力を借りるというのは、どういうことなのか?情報としては見聞きしますが、体感するのは初めてです。初めての利用は、母も私も、かなり緊張した面持ちだったのをよく覚えています。 -
在宅介護の回顧録
在宅介護は親子で創る最後の無形財産です
在宅介護で介護サービスを受けるにあたっての考え方をお伝えしていますが、そもそも在宅介護において、その時間、空間、経験は、年老いた親御様と介護するの子による共同創造の無形物です。現代風には、親子の最後のコラボレーションが在宅介護です。そのゴールは、精一杯に生きてくれた親御様の最期で決しますが、その成果物は、遺された子の心に宿る無形財産になります。本物の介護サービスは、その無形財産形成への支援が提供できるか否かで決まります。 -
在宅介護の回顧録
年老いた親御様の在宅介護は公(おおやけ)の仕事です
実際に介護サービスの提供を受けるにあたり、必ず肝に銘じておかなければいけないことがあります。それは、ひとりの高齢者が介護サービスを受ける上で、相当額の支援が国から支払われている現実です。このような国は、世界を見渡してみても、非常に少ないのです。昨今、持続可能な社会などと叫ばれますが、本当の介護サービスを、本当にこれからも残していきたいのであれば、在宅介護は公(おおやけ)の仕事である自覚はマストです。 -
在宅介護の回顧録
あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか?
まだ私が、年老いた親を介護する意義について、まったく無知だった昔のことです。付き合いがあったケアマネージャーから、こう言われたことがあります。『あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか?』このフレーズを聞いたときに、ドキッとした覚えがあります。 -
在宅介護の回顧録
認知症は本当に治らないのか?
認知症を患った人の介護を考えてみてください。現在の介護従事者は、私に言わせると、その多くが認知症を患った人の≪あしらい方≫が上手なだけで、認知症は治らないことを突き止めようとした人など介護施設等にいらっしゃるとは思えません。認知症が治らないという現実は、それこそ全ての力を使って認知症をどうにかして治そうと努力した人間だけが、治癒しない壁に跳ね返されて、口にできるのです。
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