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在宅介護の回顧録
ご長寿の方々の会話を覗いてみませんか?≪おっぱいの話≫@デイサービス
この記事は、ぜひ世の子育て中のお母様方に聞いていただきたい内容です。介護施設と聞くと誰もが通いたいとは思っていないでしょう。ただ、別な側面から見ると普通に社会の縮図です。人同士の現実的なコミュニケーションが活発な場所です。そこには、日常の社会と変わらない喜怒哀楽の流れが存在します。この記事では、ある日、デイサービスから帰宅した実母の≪今日の出来事≫を紹介します。 -
在宅介護の回顧録
初めての介護サービスの心得
私の初めての在宅介護となった実母の介護では、主としてデイサービスのお世話になりました。週に数回の頻度で、私のレスパイトの必要性に伴うものでした。年老いた親御様の介護サービスについて、実際に直面するまではネットの情報でその現実を想像するしかないと思います。現実としてお世話になるのとでは、また大きく違うものなので、この記事では、私が実母の在宅介護のキーパーソンとして初めて介護サービスを利用した観点から実母の介護サービスの心得を紹介します。 -
イチオシの本
70歳から楽になる 幸福と自由が実る老い方
家の片付けを断捨離と称して、テレビ番組も報じられます。いま必要なのか、不必要なのか。不必要であれば処分する。それだけのことですが、物品を見ては妄想を語りだすので厄介だろうな、と思いますが、それを見て楽しませてもらっています。さて、物品よりもはるかにレベルの高い≪手放す≫を要求されるのが在宅介護の現実であり、実際です。ぜひ、この書籍からその難易度を早めに学ばれることをお勧めします。 -
在宅介護の回顧録
デイサービス初日
母がデイサービスに伺う初日を迎えます。とても不機嫌そうなご様子から、行きたくないんだなぁ、というのが伝わります。初めての場所で、すでにたくさんの人が集まっている場に、しかも誰も知らないところに飛び込んでいくのです。私だって、多少、緊張はします。介護サービス初日の利用者と家族の様子を紹介しましょう。 -
在宅介護の回顧録
寄添う介護?それはテキトーに頷いているだけです
仕事のパートナーをはじめ、さまざまなパートナーシップを結んだうえで人生が流れます。親御様が認知症を患い要介護となり、介護サービスを受けようと思えば、まずケアマネ、次に介護施設とさまざまなパートナーシップを結ばないといけません。パートナーシップを結ぶ相手の基準は、さまざまかもしれませんが、唯一、絶対、これは外せないという基準をこの記事ではお伝えします。 -
在宅介護の回顧録
初めての担当者会議
介護施設の見学でチェックすべきポイントに、難易度はありません。しかし、そこで働くスタッフの人間性を見抜いていく難易度は高いです。実際に、利用者同士でトラブルが生じたり、職員と利用者の間でトラブルが生じるのは当たり前だと思っていた方が健全です。もし、判らなければ、X(旧ツイッター)で介護現場で働く人たちのつぶやきをご覧になってみるのをお勧めします。もはや答えは、いわずもがな、なのです。 -
在宅介護の回顧録
初めて介護施設を見学
認知症を患った実母の介護では、私のレスパイト、睡眠時間の確保のためにデイサービスに通ってもらうことをお願いしました。そういうことならと、実母も快く承諾してくれました。とはいえ、母と私にとって、介護施設の力を借りるというのは、どういうことなのか?情報としては見聞きしますが、体感するのは初めてです。初めての利用は、母も私も、かなり緊張した面持ちだったのをよく覚えています。 -
在宅介護の回顧録
在宅介護は親子で創る最後の無形財産です
在宅介護で介護サービスを受けるにあたっての考え方をお伝えしていますが、そもそも在宅介護において、その時間、空間、経験は、年老いた親御様と介護するの子による共同創造の無形物です。現代風には、親子の最後のコラボレーションが在宅介護です。そのゴールは、精一杯に生きてくれた親御様の最期で決しますが、その成果物は、遺された子の心に宿る無形財産になります。本物の介護サービスは、その無形財産形成への支援が提供できるか否かで決まります。 -
在宅介護の回顧録
年老いた親御様の在宅介護は公(おおやけ)の仕事です
実際に介護サービスの提供を受けるにあたり、必ず肝に銘じておかなければいけないことがあります。それは、ひとりの高齢者が介護サービスを受ける上で、相当額の支援が国から支払われている現実です。このような国は、世界を見渡してみても、非常に少ないのです。昨今、持続可能な社会などと叫ばれますが、本当の介護サービスを、本当にこれからも残していきたいのであれば、在宅介護は公(おおやけ)の仕事である自覚はマストです。 -
在宅介護の回顧録
あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか?
まだ私が、年老いた親を介護する意義について、まったく無知だった昔のことです。付き合いがあったケアマネージャーから、こう言われたことがあります。『あなたは本当にデイサービスや介護施設のお世話になりたいですか?』このフレーズを聞いたときに、ドキッとした覚えがあります。 -
在宅介護の回顧録
認知症は本当に治らないのか?
認知症を患った人の介護を考えてみてください。現在の介護従事者は、私に言わせると、その多くが認知症を患った人の≪あしらい方≫が上手なだけで、認知症は治らないことを突き止めようとした人など介護施設等にいらっしゃるとは思えません。認知症が治らないという現実は、それこそ全ての力を使って認知症をどうにかして治そうと努力した人間だけが、治癒しない壁に跳ね返されて、口にできるのです。 -
在宅介護の回顧録
ケアプランの目標設定?目を覚ましましょう。
私は、最初の経験となる実母の在宅介護で、初めて介護サービスの提供を経験しました。当時は、何も疑問にも思わず、ケアプラン作成の話し合いをし、必要な介護サービスの提供を受けました。しかし、三度目の在宅介護となった岳母の在宅介護では、≪介護を必要としない介護≫こそが真の目標でしかないことをマスターしていたので、いわゆる訪問医療以外の介護サービスを受けないのがナチュラルに目標になっていました。 -
在宅介護の回顧録
契約すべきケアマネの人間力
認知症を患った母の在宅介護をする家庭環境を立ち上げていく上で、最初に家族の結束が出来つつあるなら、外部環境の力を借りられる準備ができたと言えます。介護保険申請し、認定調査員チェックを終えると、主治医による所見が記載され、審査の後に要介護度が通知されます。その上で、もしくは、急ぐのであればその手続きと並行して、ケアマネージャーと出会っていく手続きに入ります。 -
在宅介護の回顧録
在宅介護家庭のクオリティによって介護サービス環境の質は決まる
親には尊敬の念をもって接し、大切な家族の一員として、話し合う時には常に輪に入ってもらい、役割を担ってもらうことです。親の役割といっても、認知症を患っていますから、何か作業の期待ではなく、存在が重要である理解してもらいます。これは、認知症を患っていたとしても理解してもらえます。そのうえで、介護サービスの導入を決めていくわけですが、できるだけ良いサービスの提供を受けたいのであれば、こうでなければならない、そんな鉄則があるのです。 -
在宅介護の回顧録
認知症を介護する家庭の作り方|精神的支柱として頑張ってください
認知症をはじめ、罹患するさまざまな病に対して、日本の医療と介護の体制は、世界のどの国と比較しても素晴らしいものがあります。しかし、自分の親御様にベストな医療と介護の体制は、どう構築すればよいのか。この課題に対して正解を出せるのは、介護を担うキーパーソンだけです。介護が必要な親御様に対して、誰をどのようにマネジメントして、マッチさせていけばよいのか。私の取組の出発点を公開します。