日本を日本としてたらしめるのが在宅介護
第2次世界大戦後の核家族化の風潮により、「代々」という言葉が陳腐化してしまったのは日本にとって大変なデメリットです。少子化が問題であり、長寿化はめでたいことなのに、長寿化の言葉は差別的な高齢化という言葉に置き換わり、少子高齢化が問題とメディアでは吹聴されています。逆に言えば、長寿化社会を実現できるまでに成熟した国であるにもかかわらず、これを良しとせず、問題視しかしないので子を持つのを躊躇します。長生きはリスクでしかない。その狭小なヴィジョンから抜け出せないから少子化なのです。