特養– tag –
-
親御様がお世話になる施設は命と人権を大切にしてくれそうですか?
公の介護サービスを初めて受けるようになって、しばらくすると施設との付き合い方というのがわかってきます。最初は良く判りません。よくわからないままに親御様を預かってもらうので、感謝と申し訳ないという気持ちが募ります。親自身も、認知症が進行してしまえば、短期記憶はまったく衰え、発語もままならくなりますから施設での出来事は覚えておけなくなりますし、覚えていても発語ができなかったり、発語ができたとしても、今度は周囲がその言葉を信用しません。もし親御様に何かあれば、「認知症だから」。この一言で、すべて片づけられるのが世の中だとしたら、みなさんはどう思われますか? -
施設へのクレームは難しい
月に一度、ケアマネさんが自宅に訪問してくれて、私の母、そしてキーパーソンである私の3人で、近況を共有します。特養のショート・ステイ(1泊)から戻ってきてから、ケアマネさんの自宅訪問まで、そう時間は空かなかったように覚えています。なので、母も記憶が鮮明です。認知症なのに記憶が鮮明?不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。正確には、強く動かされた感情はそう簡単に消えないのです。だから、認知症でも覚えています。 -
施設のニオイ(後編)
特養のショート・ステイに1泊をお願いしたまでは良かったのですが、実際に母を連れて施設に伺ってみると・・・。もし、初めてこの記事にご訪問くださった方は、『施設のニオイ(前編)』から目を通してくださるのをお勧めします。それでは、続きを始めていきましょう。 -
施設のニオイ(前編)
年齢を重ねると自分の身体さえどうにもならなくなっていきます。街中で歩行の遅いお年寄りを見て、怪訝そうに追い抜いていく人も多くいらっしゃいますね。どうしても急がなくてはいけない事態であれば、いつもは優しく接することのできる人でも、ついイラっとするというのはあるでしょう。社会はそのようなものです。でも、長寿の方が死が間近に迫る立場であっても、尊厳は守られないといけません。では、皆様にお尋ねします。いま世の中にある介護サービスで、尊厳は守られていると思いますか?
1